メアリー・ハルヴァーソン Mary Halvorson のCD ※Facebookより転載

l7-songib2018-07-29


〇7/16

【メアリー・ハルヴァーソンの新譜が2枚同時にリリース!】
Thumbscrew : Michael Formanek(b) Tomas Fujiwara(dr) Mary Halvorson(g)
/ ours / theirs

僕が今最も注目している若手ジャズ・ギタリスト、メアリー・ハルヴァーソンの新譜が発売されています。
Oursはメンバーのオリジナル曲集、Theirsはなんとスタンダード&ジャズメン・オリジナル集。
どちらも聴きごたえのある充実した作品です。

どういうギタリストなのかは動画をご覧いただくのが一番解ると思います。
https://m.youtube.com/watch?v=xJwyBBcP51A

フニャ〜とした音が曲がるエフェクトはワーミーペダルではなく、LINE6のディレイDL4のディレイタイムをペダルでコントロールすることで作り出しているそうです。
原音と音程が曲がった音が重なることで、コーラスのピッチがずれていくような独特の響きを生み出しています。

2010年頃、ディスクユニオンの四浦研二さんに勧められてこの人を聴き始めましたが、のめり込んで聴きだしたのはここ3〜4年位です。

ハルヴァーソンは日本ではまだマイナーな存在ですが、今年のダウンビート誌の国際批評家投票ではビル・フリゼールを抑えギター部門1位(!)に選ばれるなど、アメリカでは確固たる評価を受けているようです。
是非、メアリー・ハルヴァーソンにリーダーで来日して欲しいですね。



〇7/29
【メアリー・ハルヴァーソンの女性ヴォーカル入りバンド、CODE GIRL】

Amirtha Kidambi(Vo) Ambrose Akinmusire(Tp)
Mary Halvorson(G) Michael Formanek(B) Tomas Fujiwara(Ds)

またかと思われるかもしれませんが、今僕が最も注目しているジャズ系ギタリストが率いる歌入りバンドのCD(2枚組!)が発売されています。
女性ヴォーカルとトランペットがフロントを務め、先日紹介したThumbscrewの3人がリズムセクションです。

ハルヴァーソンは全曲の作曲のみならず作詞も担当しています。
この人ならではのアルペジオエフェクターによりピッチ・シフトを用いた哀愁を感じさせつつ摩訶不思議な曲調にヴォーカルが入ることで、オルタナティブロックとコンテンポラリー・ジャズがミックスされた様な魅力的な音楽が作り出されています。

BLUE NOTEからリーダー作を出しているアンブローズ・アキンムシーレ(ブッカー・リトル・マニアらしい)のトランペットも良い味を出しています。

このバンドがロック系のフェスに出演したら最近のロック・ファンはかなり気に入るんじゃないだろうかと思います。

全然関係ないですが僕も昨年の今頃は太陽肛門スパパーンFUJI ROCKに出演していました(笑)。

※CODE GIRLの動画
https://www.youtube.com/watch?v=7IW9jZWXN9s